採用選考時に面接担当者が注意したいことまとめ
労務のAdvent Calendarの13日目ということで、クラウド労務管理サービス「Gozal」の高谷が労務について書いていきたいと思います!
採用選考の面接官になれば、いろいろな質問をすることがあると思います。ただ、法令上聞いてはいけないこともあります。
また採用選考の基準として設定してはいけないこともあります。今回は、そういった採用選考において、法令上注意した方が良いことをまとめます。
適切ではない質問や行為
公正な選考活動において必要がない情報を把握すること自体がリスクのあります。差別につながるリスクについてまとめます。
本人に責任のない事項【NG質問集】
・本籍はどこですか?
・出身地はどこですか?
・何人兄弟ですか?
・何人家族ですか?
・家は持ち家ですか、賃貸ですか?
・家の間取りを教えてください。
・ご両親のご職業、勤務先を教えてください。
・ご両親の病歴について教えてください。
本来自由であるべき事項【NG質問集】
・宗教は何を信仰されていますか?
・どの政党を支持していますか?
・人生観について教えてください。
・尊敬する人物について教えてください。
・思想について教えてください。
・労働組合で活動した経験がありますか?
・学生運動やデモ活動に参加した経験がありますか?
・どんな本を読んでいますか?
不適切な選考方法【NG行為】
・採用選考時に健康診断結果を提出させる行為(合理的・客観的に必要な場合を除く)
・身元調査の実施
適切ではない選考基準
・年齢を理由に応募を断ったり、書類選考や面接で年齢を理由に採否を決定する
・応募者の年齢を理由に雇用形態や職種などの求人条件を変える
・募集・採用の対象を男性または女性のみとすること
・男女で異なる条件をつけること、男女のいずれかを優先すること
まとめ
いかがでしたでしょうか。
採用選考時に何気なく聞いてしまっている事項があれば、注意してください。選考に関係のない情報はなるべく取得しないようにすることが大切です。
そして、この記事を見てくださっている労務担当者の皆さん!
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