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常に高いパフォーマンスを出せる労務担当者がやっている10の習慣

労務のAdvent Calendarの18日目ということで、クラウド労務管理サービス「Gozal」の高谷が労務について書いていきたいと思います!

今回は、周りの会社で高いパフォーマンスを出している労務担当者の方がやっている習慣をまとめました!別の意見も全然あると思いますので、ぜひご意見などいただけますとありがたいです🎉🎉



#1 言語化

労務管理をやっていくと、時間の経過とともに、業務上の分岐が増えていきます。「この社員区分 and この働き方なら = あの契約書」とかですね。今日は例外だったことが、明日以降はルーティンに変わっていく感覚です。そういった新たな分岐を振り返るためにも、毎回言語化しておく必要があります。自分もやってしまうのですが、新しい業務に対して、とりあえず反射神経で対応して、「後で言語化・整理すればいいや」としてしまうことがあります。

新しい業務、その時点で例外的な業務だったとしても、事前に言語化して、整理してから取り組めば、もれなく対応できると考えています。そして言語化すれば、引き継げるし、改善できるし、振り返りの質が高くなると思います。


#2 破壊

前任者がやっていたこと、取り合えず対応するために始めたオペレーション、理由は思い出せない複雑な運用。こういった「負債」について、定期的に破壊していかなければ発展はありません。ミス・漏れが発生しても、人間の責任にせずに、オペレーション事態を疑うべきだと考えます。

いかに良いオペレーションだと自分で思っていても「さらに改善するためにどうすべきか」を常に考えて、「昨日までの完成品」を破壊するような大胆さを持っていきたいところです。


#3 委譲

自分以外が労務管理を担当できる幅を増やしていくこと。全てを一人で解決することはできませんし、各部署のリーダーに労務管理の重要性・ノウハウを理解してもらうことで、全体の業務量を減らして、組織のカルチャー・コンプライアンス両面に良い影響が出てきます。

自分の精神を削って、とにかく一人で対応する方針だと、いつまで経っても大変なままで、周りから理解されず、持続することができなくなってしまいます。部署を超えて、頼り頼られる関係性を気づいていくことが大切です。


#4 習得

常に学習することが残っており、もう全部学んだと言える状態がないのが労務管理の面白さかもしれません。労働基準法を読み終わったら、安全衛生法がありますし、Google Apps Scriptが終われば心理学があります。常に新しい知識、実践、振り返りができます。

最高の労務とは、その時点のスキル・パフォーマンスではなく、今の自分に満足せずに、常に学び続ける、その精神的な態度を指しているのではないでしょうか。


#5 休息

タフで、激しい業務が多いのが労務管理の特徴の一つです。退職者対応、社内トラブル対応、細かいチェック、社員に対して注意する。人によっては精神的・体力的に負荷を感じることも多いでしょう。時期によっては、かなりの超過労働を自らしてしまうこともあります。

だからこそ、しっかりと休息をとるスキルを磨いておくことも大切です。年次有給休暇も100%消化して、心身ともに高い健康状態を維持すること。自らに余裕がないと、仲間に対して落ちついた心で対応することは難しいはずです。


#6 対話

労務チーム同士で、しっかりと対話をして連携を深めておくことは重要です。労務チームとは、社内の労務チーム、採用チーム、経理チームだけではなく、アウトソーサー、SaaSベンダー、社労士、弁護士、税理士など組織の労務管理を運営するために、汗をかいてくれている全ての仲間です。

どんな労務管理をなぜ目指すのか。そのビジョンをチーム内で共有して、連携を高めて、環境変化が起こってもビジョンに向かって、それぞれ勝手に歩むことができる。コミュニケーションで手を抜くと必ず、後でそのつけを払うことになると考えます。


#7 謝罪

いかに偉大なピッチャーでも、1回も敗戦なく、人生を終えた人はいません。特に最終回に登板するクローザーの場合、絶対に負けられない場面で、何度も敗北を味わうことになります。労務担当者も絶対にミスします。どんな優秀な労務担当者でも必ずミスをします。ミスをしてしまう業務構造になっているからです。

そんな時に、辛いかもしれないですが、ちゃんと関係者に謝罪することが大切だと思います。ミスをしてしまったけど「こんだけやってるからしょうがないじゃん」とプライドとストレスが邪魔して素直に謝れないこともあるかもしれないです。でもそんな時こそ「何を無駄なプライド持っているんだ、ミスしたらちゃんと謝って次に向かおう」という心を持つことが大切だと考えます。


#8 感謝

周りの仲間がちゃんと勤怠を提出して、結婚した報告して、お子さん生まれたら連絡して、そうしてチームでルールを守ることで給与計算とか完結されます。決して一人の力では計算処理は実行できません。その意味で、労務管理は周りに感謝する機会がたくさんあります。

忙しい中でも、周囲の協力に感謝を伝えていくことは大切なことです。対応してくれることは当たり前のことだと思うかもしれませんが、そんなことはないのです。感謝を伝えると、次回も早く提出してくれる可能性が少し上がるかもしれません。


#9 観察

いつもと違う雰囲気、いつもと違うデータ、いつもと違う状況。労務に集まってくる大量のデータに対して、違和感を感じて、リスクを認識できるセンサーを持つために、常にしっかり観察することは大切です。「あの人何かあったのかな?」「この勤怠、ちょっと心配だな」と感じ取れるようになってくると未然に対処できることも増えていきます。

何気ないデータでも、毎月しっかりと目を通しておくことで、「嗅覚」を磨いていきましょう。観察眼を身につけて、ちょっとした変化に敏感になっておきたいところです。


#10 公正

人によってジャッジを分けてはいけません。「あの人は遅れてもいいけど、この人は遅れたら認めない」とかダメです。誰でも仲間に対しては公正に情報提供して、フォローしましょう。誰が相手でも不適切なことがあれば、注意することも大切です。労務管理は他のチームよりさらに客観性を保つことが求められます。


まとめ


いかがでしたでしょうか。
習慣のデザインによって労務の品質が決まってくると思います。皆さんの習慣もぜひ教えてください!


そして、この記事を見てくださっている労務担当者の皆さん。
企業を超えてより良い働き方を作るために、学びを共有するコミュニティを運営しています

労務に関わる方であればどなたでも無料で参加できますので、ぜひ一緒に良い労務を作っていきましょう。

また弊社では労務好きな方を募集しております!
ぜひご検討ください!

ご覧いただきありがとうございました🙇‍♂️

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